いよいよ今年もあと一か月ちょっと。来月は忘年会や年末年始に向けた仕事の追い込みや大掃除、来年の抱負を考えたりとなかなか忙しくなりますね。

このところの気温の低下もあって体調が優れないという方もいると思いますが、今、この時期だからこそ疲労回復しておかないと忘年会シーズンで不規則な生活をして、疲れをため込んだまま正月に突入してしましますよ。

疲労回復には自律神経を休ませてあげましょう!

 自律神経は交感神経と副交感神経という緊張とリラックスを切り替えてくれ、体温や発汗の調整等をしてくれる神経で、筋肉の様に一時的に使うのではなく、常に働いているので、なかなか自律神経が疲れているという事に気づけません。

回復力以上の負荷を自律神経に与え続けると夏なら夏バテのような慢性的な疲労となり、体調を崩してしまいます。

自律神経を回復させるには睡眠と規則正しい生活が重要なのですが、ただでさえ忙しくて疲れが溜まっているのに、睡眠時間をとって規則正しい生活をするなんて無理という方に少しでも自律神経を回復させる方法を紹介します。

疲労回復には食事、運動、呼吸!

 自律神経の回復力を上げるには、自律神経の細胞の機能を高めてやる(能力を落とさない)のが重要で、細胞は活性酸素による酸化ストレスに常に晒されています。自律神経の細胞が酸化しないように疲労回復因子が分泌されて酸化された細胞を修復するのですが、ストレスを与え続けるとこの修復力以上に酸化した細胞が増えてしまって回復力が落ちてしまいます。

これを防ぐには、手っ取り早く抗酸化作用の強い食べ物を食べましょう!

抗酸化作用の高い食べ物には、イチゴなどのベリー類やアボカド、バナナ、アーモンド、にんじんやカボチャなど色々ありますが、手軽に摂れる物として、「緑茶」と「チョコレート」をおすすめします。

チョコレートは砂糖の多い物ではなく、カカオの比率の高いビターなものが抗酸化作用の強いポリフェノールが多くておすすめです。

もちろん、バナナを朝食にしたり、イチゴやアーモンドをおやつにしてもいいのですが、手軽におやつとしてチョコレートと普段のコーヒーから緑茶に変えるだけでも効果があります。


 次に運動ですが、そもそも筋肉の少ない人の方が、筋肉の多い人よりも疲れやすいので、トレーニングで筋肉をつけた方が疲れにくくなります。しかし、これから寒くなっていく時期だし、筋肉をつけるのに時間もかかるので、運動はいいやってならないように!

筋肉量を増やすために運動をおすすめしているのではなく、運動をすると酸素を多く吸うので一時的に活性酸素が増えるのですが、定期的に酸化ストレスにさらす事で、抗酸化能力も上がって酸化しにくい体になるとともに、毛細血管の量が増えて血液の循環が良くなるので、血圧や体温の調節をする自律神経の負担を減らす事にもつながります!

運動としておすすめなのが、第二の心臓と言われる太ももを動かす事で、血液の循環を良くする様な運動が良いでしょう。具体的にはランニングスクワット等で、もっと負荷の小さいものから始めたい人にはストレッチもおすすめです。


 最後の呼吸ですが、無意識下に普段はある呼吸を意識的にコントロールする事で自律神経の働きを軽減させてあげる事ができます。

意識してほしいのが、複式呼吸による深呼吸で、お腹が動かない胸式呼吸では呼吸が浅くて不十分です。横隔膜をしっかりと動かす複式呼吸でゆっくりと深呼吸する事で強制的に交感神経と副交感神経を切り替える事ができます。
ゆっくりした呼吸をしながら怒る事は普通できませんからね。

深呼吸を仕事の合間に入れてやる事で、疲労回復だけでなく仕事の能率も上がるので一石二鳥です!

 これらの食事、運動、呼吸をうまく取り入れて忘年会や年末年始に疲れを持ち越さない様にしましょう!